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日中のぎくしゃくは続く
日中関係の歴史的変遷 - 古来より東アジア社会は、1強を頂点とする上下社会で生きてました。1強多弱で秩序が守られてきました。伝統的に中国が東アジアの覇者でした。
- 弱肉強食の帝国主義時代に中国は惰眠をむさぼっていました。日本は明治時代に西欧の仲間入りをし、東アジアの雄になり、現在に至っています。
- 2000年頃から中国が台頭し、東アジアに有史以来はじめて2強の時代が到来しました。2強はケンカの仕方がわからず右往左往しているのが現状です。ルールを作る必要があります。
- 英・仏・独が殺伐の歴史を反省し、けんか疲れして、対話の世界に生きていることは参考になります。
日、中、韓が「東アジア共同体」つくり、対話の世界を築くには30年~50年以上必要でしょう。
- 共同の歴史教科書の発行が対話への第1歩になるかもしれません。
ドイツ語で、「歴史Geschichte ゲシヒテ」とは、「物語」の意味もあります。歴史は創作するものでもあります。 - 「金持ちけんかせず」といいます。中国の国民所得が向上を期待するところ大です。 3000ドル以上になると、国民は個人主義的になるといわれます。
国民所得は、中国 840 ドル、日本 35620ドルです。
- 政治家は愛国者であっても、市民は「愛郷者」であってほしいものです。
郷里は見えても国家は大きすぎ、抽象的でよく見えません。
国家はウソをつきます。
〇patriot(パトリオット、愛国者)、 △nationalist(ナショナリスト、国家主義者)、 ×jingoist(ジンゴイスト、盲目的愛国主義者)
- 歴史は50年たった地点でながめると、人間の愚行の固まりです。
現在の市場原理主義一辺倒は後世の物笑いです。
わたしたちは、鳥の目で大きく世界、歴史をながめるくせをつける必要があります。